かごしま環境未来館
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更新日:2024年09月04日
かごしま環境未来館のトイレの鏡には、「理解できないカタカナの成分表示は一度調べてみるのがオススメ。肌はキレイになっても、環境を汚さないとはかぎりません!」と書いてあります。初めてその言葉を見たときに、「文字が小さくて読むのも大変だけど、裏面を見てみて選んでみようかな」と、考えさせられました。
外に出るとき、日差しも気になるので日焼け止めを使います。以前、日焼け止めを買うときに調べていると、ハワイ州では、海の環境保護のために禁止されている成分があることを知りました。
日焼け止めに含まれる「オキシベンゾン」と「オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)」という成分は、人の皮膚からサンゴ礁の海域に流れ出た時にサンゴの白化現象を引き起こし、サンゴ礁を死滅させてしまう原因の一つだと言われています。ハワイ州では、2021年1月からこの2つの成分が入っている日焼け止めの流通および販売をサンスクリーン法という法律で禁止しています。さらに、2022年10月からハワイ州のマウイ郡ではノンミネラルサンスクリーン(有害物質を含む日焼け止め)の流通および販売が条例で禁止されており、上記の2大有害物質だけでなく、全ての化学物質を排除した日焼け止め「ミネラルサンスクリーン」の使用が推奨されています。
鹿児島市に住んでいて、海に入る事も少ない私。ですが、「どんな日焼け止めを選ぶか」も、サンゴ礁に住むたくさんの生き物を守ることにつながるのではないかと思いました。