かごしま環境未来館
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更新日:2023年07月12日
水田が青々としてきれいな季節になりました。そんな田んぼをにこにこと見守っているのは、田の神様。田を守り稲作の豊穣をもたらすといわれる田の神様は、鹿児島では石で作られているのが主流で、「たのかんさぁ」と呼ばれています。
令和5年度地域まるごと共育講座の第1回目は、NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会による鹿児島市内の田の神めぐりでした。タイプの違う5体の田の神様を見て回り、その土地の歴史や当時の人々の暮らしに思いを馳せることができました。
NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会の東川隆太郎さんによると、石像の田の神様は、鹿児島県と宮崎県の一部の地域を中心に、現在約2000体以上が確認されているそうです。顔の表情はさまざまで、めしげ(=しゃもじ)やお椀、すりこ木などを手に持っている「たのかんさぁ」もいらっしゃいます。人の形を造ったものがあれば、大きな岩の表面に神様の形を彫りつけたものも。
田の神様たちと一緒に、今年の豊作を祈りたいと思います。
令和5年7月15日(土曜日)と7月16日(日曜日)に開催する甲突川リバーフェスティバルでは、鹿児島市「田の神さぁ」MAPという展示で、東川隆太郎さんオススメ10選!の田の神さぁたちをご紹介いたします。ぜひ愉快な田の神様たちに会いに、かごしま環境未来館まで足をお運びください。
甲突川リバーフェスティバルの詳細は下のページをご覧ください。
https://www.kagoshima-miraikan.jp/event/35960/