かごしま環境未来館
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更新日:2023年06月14日
令和5年6月1日(木曜日)から6月18日(日曜日)まで開催中の『環境月間企画展めっちゃ!ネーチャーポジティブランドかごしま』で、「竹ぽっくりを作ってあそぼう!」「竹炭にお絵かき」の工作体験を行いました。
竹は竹林整備のために伐採したもので、竹炭はその竹を焼いて作っています。
鹿児島県は竹林の面積が日本一で、さつま町(旧宮之城町)は日本一の竹の産地です。竹は日本人にとって身近な資源で、食材としての旬の筍、カゴやザルなどの日用品のほか、和の文化である茶道の道具にも利用されてきました。しかし今、日本の各地で「放置竹林」が問題になっています。「放置竹林」の増加は、森林や山間 の農地を人間が利用しなくなったことが原因といわれ、土砂災害や周辺の作物の成長に影響を与えたり、農作物を食べ荒らすイノシシなどの棲みかになったりします。
企画展テーマの『ネイチャーポジティブ(自然再興)』とは「2030年までに生物多様性の損失を食い止め、反転させ、回復軌道に乗せる」という世界規模の目標です。
身近な竹林の現状を知っていただき、バイオマス資源としてのエネルギー利用、竹酢液や竹堆肥、繊維や竹紙などの製品をわたしたちが利用することも大切になってきますね!