かごしま環境未来館
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更新日:2021年12月01日
かごしま環境未来館では、環境省が主催する「自然資源を活かすエコツーリズム・インタープリテーションの人材育成支援事業」に2021年10月から参加しています。
インタープリテーションとは、「自然公園や世界遺産などの保全地域、動植物園や水族館などのミュージアム等において、場の資源を活かし、楽しみをもとめて訪れる来訪者を対象にして行われる教育的なコミュニケ―ション」のことです。自然・歴史・文化・施設・人などの地域の資源と、人とをつなげる架け橋となるもの、と表現することもできます。
今回の研修は、地域にある資源の価値を引き出し、伝え、豊かな体験を提供していく人材の育成や、地域の仕組み作りなどを目的としています。
かごしま環境未来館は、遠足や施設見学での環境学習、講座受講、リユース・リサイクルショップの利用、イベントへの参加、登録団体の活動での利用など、目的をもって訪れる方や、散歩の途中に訪れる方、「どんなところか気になっていたんです」と訪れる方など、年齢も目的も様々な方が利用してくださっています。わたしたちは、多くの方に利用していただき、利用してくださる皆さんが、それぞれに「来てよかった」と思い、「また来よう」と何度でも来館していただける施設でありたいと思っています。そのような施設であるために、今回の研修での学びを、架け橋となるスタッフ全員で深めていきたいと思っています。
研修では、将来像やビジョンを実現するための行動計画の立て方として「バックキャスティング」という手法を学びました。将来像やビジョンに対して、現在から5年後、3年後、1年後、半年後、3ヶ月後、1ヶ月後、と逆算しながら実現していくことを計画していきます。何をするのか、誰とするのか、必要なもの・ことは何かなど、具体的に考えていきます。
現状から何をするかを考えていく「フォアキャスティング」が懐中電灯で足元を照らして進んでいく方法だとしたら、目標実現のために何ができるかを考えていく「バックキャスティング」は、灯台の光を目指して進んでいく方法と表現することもできるようです。
みなさんの将来の夢や目標は何ですか?10年後、5年後、どのような自分でありたいと思っていますか?実現するために、ぜひ、バックキャスティングに挑戦してみてください。
今回の研修は、主にオンラインで行われ、北海道網走郡美幌町、長崎県五島市など、全国から参加した13団体と交流しながら進められました。
それらの団体やご指導いただいた講師の方々と、今後も交流が続けられていくことも楽しみにしています。