かごしま環境未来館

更新日:2021年06月23日

令和3年6月13日に、環境月間企画展のイベント「木こりのお仕事を体験してみよう!」が開催されました。

前半は、木こりの田中佑樹さんに山のお仕事についてお話しいただきました。イベントの様子

木こりさんの活躍する林業は、苗木を植えてから出荷するまでの1サイクルに100年ほどかかるという、長い時間スケールのお仕事です。昔だれかが木を植えて手入れをし大切に育ててくれたから、今私たちの手元に木材があるんですね。田中さんは、木材のことを先人の知恵、思いやり、愛の詰まった贈り物と表現されていました。

ところで、みなさんは、木こりさんの使う斧を見たことがありますか?斧のイラスト
木こりの斧には、片面に3本線、もう片方の面に4本線が入れられています。これには、大切な意味が込められています。
木こりさんが山に入るときは、塩・酒・米を山の神様にお供えしてから仕事を始めるそうなのですが、3本線はそのお供えする3品を表していて、一本一本の木を切るときにも「今から切らせていただきます」という感謝の気持ちを木に伝える意味があります。4本線は、木を育ててくれる4つの要素「太陽・土・水・空気」を表しています。
そして、裏と表を合わせ、“危険から身(3)を除(4)ける”という意味もあるそうです。

後半は、お楽しみの工作の時間!水に強いとされるイチョウの枝を使ったコースター作りに挑戦しました。
イベントの様子
のこぎりで枝を輪切りにし、紙やすりできれいに仕上げていきます。
イベントの様子
最後にバーニングペンで自分の名前を書いて、完成です。
イベントの様子短時間ですてきなコースターが完成しました!

山の恵みに感謝しながら、これからも大切に木の製品を使っていきたいと感じました。

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