令和3年4月15日（木曜日）に、未来館講座「鎌研ぎ講座」を開催しました。講師は、環境未来館の登録団体「森林（もり）の学校一歩会」の副会長で、森林保全活動家の齊野隆志先生です。

講座は、先生ご自身が40年から50年近く使っていらっしゃるというご自分の鎌を手に、「メンテナンスをして、道具を大切に長く使うことは、ゴミを減らすことにもつながる」という環境に配慮した生活や行動についてのお話でスタートしました。

まず、1000番の耐水ペーパーで錆取りをし、次に、荒研ぎ用と中仕上げ用の砥石がセットになった両面砥石を使って、鎌を研ぎました。

講座では、鎌を固定し、砥石を動かして研ぎましたが、鎌を固定する道具がない家庭での研ぎ方も教えてくださり、講座をきっかけに「これからも」と受講生の方々の気持ちが動く、丁寧なご指導をいただきました。

研ぎ終えた鎌は、ミシン油などの鉱物油で仕上げをして、ピカピカです。これからどんどん温かくなって大変になってくる草刈りを楽しみに思えるような、うれしい仕上がりに、皆さん大満足でした。

かごしま環境未来館では、「鎌研ぎ講座」の他にも、「はさみ研ぎ講座」・「包丁研ぎ講座」と、道具を大切に長く使うための講座を開催しています。ぜひ、開催のお知らせをチェックして、お申し込みください。